薬膳カリィ本舗アジャンタは、『スープカレーの元祖』です。 しかし、単なるスープカレー屋ではなく、30種類のスパイスと15種類の漢方薬の薬効をスープ状にして食べるという薬膳カリィの店です。

アジャンタ総本家について

店名の由来

正式名称「薬膳カリィ本舗アジャンタ」
アジャンタとは、南インドの人里離れた渓谷にある仏教の石窟遺跡の名前。
インドへの放浪時代、最も心が癒された場所であり、体に良い薬膳スープを飲んで癒されて欲しいとの想いを込めております。
1975年「薬膳カリィ本舗アジャンタ」の看板を上げて約40年余り伝統を守り続けております。

アジャンタ総本家の歴史

薬膳カリィ誕生

インドへ数十回訪れた時代、インドカレー自体はあまりおいしいとは思わなかったのです。
しかし、ニューデリーで知り合った地元のホテルに勤めるシェフが、「インドカレーはとても体に良い!!」と何度も力説していたのが、印象強かったのです。
インドの富裕層には病気を患っている人が多く、スパイスと漢方の融合というアイディアが芽生えたのであります。とはいえ、民間療法の知識だけでは不十分。
当時、交流のあった札幌の漢方薬店にて漢方薬の基本を伝授してもらい、そうした独学、試行錯誤の末インドと東洋の出会いから生まれた薬膳スープカレーの原型が完成しました。

スープカレーの元祖

1971年当時、具が入ってませんでした。
スープにご飯を添えるだけのものでした。
スープを取るため大量の野菜と鶏肉丸ごとを使ってダシを取っていました。
取った後はダシガラを捨てていました。
その後、常連客からの「捨てるくらいなら食べさせて」が具の入った瞬間だった。
この出来事をきっかけにスープカレーの歴史は1975年頃変わったのです。

当店の姿勢

アジャンタでは、すべての過程において厳選された食材を使用し、仕込みには妥協を許さず、その日に作られた品だけを使用し、明日には残しません。
また、冷凍保存や化学調味料などの使用も一切ありません。
スパイスはもちろんホール(原型)から挽き 漢方薬は本場中国からホールにて直輸入。
毎朝30種類のスパイス、漢方薬15種類から作り出すスパイス、スープ早朝5時から6時間かけて作り出しております。
一日50食しか作れないのは手間暇かけて丁寧に作っている為だからなのです。
今日もお客様の健康維持のサポート、そして「おいしい」の一言を頂く為に厨房に立たせていただいております。
常に「体に良い」ものを提供することを通して、皆さまのご健康をサポートできればと願いながらこれからも変わらず味を守り続けていきます。

アジャンタのスープカレー

初めての方へ

薬膳カリィ本舗アジャンタは、『スープカレーの元祖』です。
しかし、単なるスープカレー屋ではなく、30種類のスパイスと15種類の漢方薬の薬効をスープ状にして食べるという薬膳カリィの店です。
食材は北海道産のものを使い、より自然を基本に健康志向を目指しています。
添加物・化学調味料等は、一切使用しておりません。
アジャンタ総本家は、三十年余りの伝統を守りつつも、一人一人の健康維持とサービスを第一にしたお店作りを心掛けております。

カリィの語源は?

「カリ」香辛料を調合したソースの意味のタミール語。
英語のカレーの語源もこれにアジャンタの造語で「香利」香りを利するもの。 香りが重要な食べ物という意味。
カレーライスのカレーとは全く意味の違う別の言葉なのです。

養生食とは?

昭和初期時代 当時、風邪をひいたり体調を崩した時など養生食を実践する母親が薬草をお粥に混ぜて食べさせてくれました。
納屋には色々な薬草が干してあり、分かりやすく言えば、正月に食べる七草粥のようなもので、養生食では数種類の薬草が入ります。
『良薬口に苦し』と言うが、薬をおいしく食べてもらうには?という発想から後の薬膳カリィ誕生にも深く関わっていくものと思います。

東洋医学とは

東洋医学の歴史は非常に古く東洋的な自然哲学思想が根本になって作られたものです。
東洋医学は先人達の数多くの経験の積み重ね、臨床実験の結果の上に成り立っており、その治療効果はきわめて高いものです。
西洋医学が自然科学をもとに分析を手段に、病気の本体を解明する、いわゆる局所的医学であるのに対し東洋医学は、自然哲学をもとに自然との調和、順応という形で生命をとらえる全体的医学です。

東洋医学と西洋医学の違い

ここでは 矢野道明氏の著書『明治百年漢方医学の変換とその現況』の中からわかりやすい文章があるので、一部引用します。
《西洋医学は近代医学として異常な発達を遂げてきたが、東洋医学は東洋古代の哲学的色彩を多分に保存しています。
西洋医学が微細を極めた分析を行い、局部的に綿密な研究を成し遂げているのに反し東洋医学はあくまで総合的に生体を全期把握しようと試みています。
西洋医学が細菌学の発達により、細菌を対象とした予防で他覚的所見を重視し精細な検査データーを基にして病名を重要視するのに対し、東洋医学では個人の体質を改善して予防しようとする方法を採り、あくまで患者の自覚症状を重んじ病める患者の病態をつぶさに観察して証を決定し治療に直結させる方法を採っています。》

世界的な最近の傾向ですが、東洋医学が少しずつ注目を浴びるようになってきました。
たとえば、フランスやドイツの医学部では 東洋医学の講座があり、生徒が中国に留学したり、マスメディアでは、毎日のようにつぼ療法が放送されるようになりました。
また、鍼灸指圧マッサージでも漢方薬等も飲まれる方がふえてきました。
このような傾向は東洋医学にとってて、非常に喜ばしいことといえます。

漢方薬の効能と食 ~アジャンタオリジナル講座~

簡単に申し上げますと、食べることで免疫力を高め、体内にバリアを張り、ウィルス等外敵の侵入を許さず未然に防ぐというのが食を通しての漢方薬のはたらきといえます。
人が必要とされる全て、内臓系、神経系、骨などさまざまな部分の細胞の活性化をあらゆる面でサポートするために漢方が効果的と思われます。
選び抜かれた30種類のスパイスと15種類の漢方の効果を感じていただくために、週に一、二度食されることをお勧めします。

薬膳

中国では古くから滋養強壮の目的で、また病気の治療効果を高めるために、漢薬を料理と組み合わせて食べる技術があった。
これは、中国の食文化のひとつであり、簡単にいうとそれを薬膳と呼びます。

生薬

天然の薬物。根・根茎/種子・果実/樹皮・根皮/茎・材木類。
強精、老化予防、さらには病気の予防を目的として中国医薬学の理論に基づき、漢薬やその他薬用価値のある何種類かの食物を組み合わせて、調理した色・香り・味・形の完成した料理のこと。

スパイス

スパイスも生薬。香付・臭み消し・辛味付・色付の働きがある。 一般的には、スパイスも薬膳と呼ぶ。

■薬膳カリィは、上記の生薬(15種類)とスパイス(30種類)をブレンドし、丹念に時間をかけて作り上げたスープカリィです。 
【添加物・化学調味料等は一切使用しておりません】

■近年の健康志向にマッチした『体にいい』カレーです。あっさりしてコクがあり、 最後の一口まで美味しくいただけます。

スープカレーの食べ方

一言で言うと自由です。香りを楽しんで下さい。毎朝6時間かけて作り出すスープを…そして、ライスをスープに浸して食するとより一層味を楽しむことができます。